収集選別チームの作業をご紹介します。
平成24年度に沖縄県から引渡しを受けた文書の中に、昭和50~60年代に撮影したマイクロフィルムがありました。琉球政府や沖縄県が作成・収受した文書が収録されています。
湿度の高い場所で長期間保管されていたことにより、セルロースエステルでできたTACベースフィルムが湿気によって加水分解し、酢酸臭を生じていました。
収集選別チームは、フィルムの巻き替えによる放散処置をしています。
湿度の高い場所で長期間保管されていたことにより、セルロースエステルでできたTACベースフィルムが湿気によって加水分解し、酢酸臭を生じていました。
収集選別チームは、フィルムの巻き替えによる放散処置をしています。
マイクロフィルムは長期保存に適した媒体ですが、温湿度の保管条件が整っていないと、著しく劣化が進むことがあります。
放散処置と状態点検の後、記録内容を確認し、評価選別していきます。
また、TACベースのマイクロフィルムは、そのままでは著しく劣化が進むため、保存する場合はデジタル化をして複製を作る必要があります。