琉球朝日放送から沖縄戦映像資料(DVD)をご寄贈いただきました
平成26年12月8日、NPO法人沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会(以下、1フィート運動の会)が収集した沖縄戦の映像資料を琉球朝日放送がデジタル化し、沖縄県公文書館へご寄贈いただきました。
この映像資料は、1フィート運動の会が米国国立公文書館等から収集したフィルムをデジタル化したもので、約30時間分の映像がDVD34枚、ブルーレイ18枚に納められています。
琉球朝日放送上里専務取締役(右)
この映像資料は、1フィート運動の会が米国国立公文書館等から収集したフィルムをデジタル化したもので、約30時間分の映像がDVD34枚、ブルーレイ18枚に納められています。
琉球朝日放送上里専務取締役(右)
1フィート運動の会は、アメリカ国立公文書館に所蔵されている沖縄戦の記録フィルムを市民からの募金などで購入し、映像を通して沖縄戦の実相を伝え、平和を希求する運動を啓発することを目的に、1983年12月8日「子どもたちにフィルムを通して沖縄戦を伝える会」(通称・沖縄戦記録フィルム1フィート運動の会)として設立されました。
1フィート運動の会は、収集したフィルムの上映を各地で実施し、当時の状況を説明するために音声の解説が入った映画を作成しました。また、ドキュメント番組に積極的に映像を提供し、多くの人々に沖縄戦を伝えるための活動をおこなってきました。
同会が収集したフィルムは、平成25年3月に沖縄県公文書館へ寄贈されましたが、一般利用にあたってはデジタル化する必要がありました。今回寄贈いただいたデジタル媒体によって、その大部分を公開することが可能になりました。
今後、内容のデーターベースを作成して利用の便宜を図り、平成27年3月中旬頃に公開する予定です。
今年は沖縄戦終結70年の節目の年であり、この機会に幅広い世代の方々に見ていただきたいと思います。