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米国収集資料

プリンストン大学所蔵沖縄関係資料

米ニュージャージー州プリンストン大学マッド図書館から収集した沖縄関係資料を公開しました。(平成23年3月31日)

【出所】
プリンストン大学(Princeton University)
マッド図書館(Seeley G. Mudd Manuscript Library)
アメリカ自由人権協会ワシントン事務所文書(American Civil Liberties Union,
Washington, D.C. Washington, D.C. Office Records, 1948-1970)
ジョン・F・ダレス文書(John Foster Dulles Papers)
H・アレクサンダー・スミス文書(H. Alexander Smith Papers, ca. 1880-1966)
デビット・ローレンス文書(David Lawrence Papers, ca. 1901-1975)

【資料群解説】
プリンストン大学マッド図書館は、大学関係者や各種機関から寄贈された資料やオーラルヒストリーなどを所蔵しています。

【シリーズ解説】
アメリカ自由人権協会は、沖縄における土地闘争が全国的に注目を集めるきっかけとなった1955年の「朝日報道」への道を開いたと言われており、「アメリカ自由人権協会ワシントン事務所文書」は、1955年から57年にかけての沖縄における土地問題、人権問題、労働問題などについての書簡、メモなどが含まれています。
対日講和条約交渉での特使、その後国務長官など歴任したジョン・F・ダレスの文書は、カンザス州にあるアイゼンハワー大統領図書館所蔵コレクションからの複製で、軍政長官や高等弁務官任命に関する文書、マッカーサー駐日大使との秘密書簡などが含まれています。
米国議会上院議員だったH・アレクサンダー・スミス文書には、沖縄の地理、歴史、風土などに関するブリーフィングブック、仲吉良光氏らからの復帰嘆願書などが含まれています。
U.S. News & World Report誌の創始者で編集者でもあったデビット・ローレンスの文書には、沖縄戦において米軍が多大な犠牲を出したことについての数々の批判記事やメモなどが含まれています。

同図書館には沖縄関係としてその他にもアメリカ自由人権協会文書(American Civil Liberties Union Archives, 1917-1995)、ジョージ・W・ボール文書(George W. Ball Papers, 1980s-1994)、ジェームズ・V・フォーレスタル文書(James V. Forrestal Papers, ca. 1941-1949)、ライマン・B・カークパトリック文書(Lyman B. Kirkpatrick Papers, ca. 1933-2000)などがありますが、当館では収集していません。

【作成期間】1940年~1959年
【数量】22簿冊
【資料種別】文書
【公開年月】2011年3月
【沖縄県公文書館における分類】沖縄県公文書館資料/その他資料/文書/米国収集資料/大学図書館/プリンストン大学
【主言語】英語
【原本/複製】ゼロックス・コピー
【公開・非公開】公開
【利用/複写制限】無/無
【検索ツール】沖縄県公文書館資料検索データベースARCHAS
【関連資料群】
アイゼンハワー大統領文書
ケネディ大統領文書
【主な参考文献】
仲本和彦「在米沖縄関係資料調査収集活動報告IV: 軍資料館、大学図書館編」『沖縄県公文書館研究紀要』第11号(2009年3月)、1~16頁