企画展「軍用地政策の変遷」
かつて「基地のない島」だった沖縄は、今では広大な米軍基地を抱えています。この米軍基地は、現在の私たちの生活に様々な問題をもたらしていますが、その建設時にも、住民の生活基盤であった土地が軍用地として取得された背景があります。
用地取得という観点では、今日の社会においても所有者の意思にかかわらず国や自治体が公権力によって土地を取得することがありますが、それは土地収用法などの法令に基づいて空港、道路、ダムなどの公共の利益になる施設を建設する場合に限られます。では、沖縄に次から次へと基地が建設された時代、その設置者は何を根拠にどのような手続きで用地を取得していったのでしょう。
この展示では、沖縄が「基地のない島」から「基地の島」へと変貌する過程で行われた軍用地取得のありさまについて、歴史公文書をとおして紐解きます。
[期 間] 2022年2月1日(火)~ 4月24日(日)
[時 間] 午前9時~午後5時
[休館日] 月曜・祝休日
[場 所] 沖縄県公文書館展示室(南風原町字新川148-3)
[入場料] 無料
[お問合せ] 098-888-3875