【季節の話題】琉米親善高校バスケットリーグ
4年に1度開催される、FIBA(国際バスケット連盟)主催の世界最高峰のバスケットボールの大会「FIBAバスケットボール ワールドカップ」が、2023年(令和5)8月25日からフィリピン、インドネシア、日本で開幕しました。沖縄県は、日本国内で唯一の会場であり、地元では盛り上がりを見せました。
ワールドカップ開催にあたり、米国統治下の沖縄で開催された琉米親善高校バスケットリーグを紹介します。
米軍は、米軍駐留に対する沖縄住民の支持を得るために、様々な親善促進活動を行いました。琉米対抗のスポーツイベントもそのひとつでした。
琉米親善高校バスケットリーグ 1965年2月【0000213844/ 260-USCAR-1980】
1953年(昭和28)10月、沖縄バスケットボール協会が発足し、競技力の向上と競技人口の底辺拡大に努めました。翌年には、戦後はじめて第7回全国高等学校バスケットボール選手権大会(会場・秋田県)にコザ高等学校男子チームが沖縄代表として派遣されました。
日本復帰後の1973年(昭和48)には、「復帰記念沖縄特別国民体育大会(通称・若夏国体)」で、バスケットボール教員の部・男子が優勝、高校の部・男子が準優勝しました。また、中・高の全国大会では、辺士名高等学校が3位に入賞(1978年)、コザ中学校が優勝(1980年)するなどの活躍を見せました。
1968年11月27日に久場埼米人高校で幕を開けた第12回バスケットボール『今日の琉球 第13巻01号 1969年1月』【U00001349B】
嘉手納で行われた各軍対抗1951年バスケットボール選手権で優勝したライカム・オールスターチーム 1951年 3月26日【0000112212/05-86-3】
【参考文献】
・金城昇「バスケットボール」『沖縄大百科事典 下巻』 1983年(昭和58年)【T00000201B】
・沖縄県体育協会史編集員会編「沖縄県バスケットボール協会」『沖縄県体育協会史』 1995年(平成7)【G00014122B】