下河辺淳文書
【資料の名称】下河辺淳文書
【資料ガイド】沖縄関係資料>個人文書>下河辺淳文書
【文書の概要】
下河辺淳(しもこうべ・あつし)[1923―2016]は、元国土庁事務次官。
下河辺は、東京大学卒業後、1947年に戦災復興院に勤務、経済審議庁、建設省を経て、経済企画庁総合開発局長、国土庁計画・調整局長を歴任し、1977年に国土庁事務次官に就任。退官後は、総合研究開発機構(NIRA)や東京海上研究所などで理事長を務めた。1962年に策定された第一次の「全国総合開発計画」(全総)から1998年に策定された第五次の「21世紀の国土のグランドデザイン」(「五全総」)まで、一貫して国土政策・行政に関わり、日本復帰前から沖縄の振興計画立案においても指導的役割を果たした。
また、1995年の米兵による少女暴行事件の後、橋本龍太郎首相の意を受けて、沖縄人脈を駆使し、対立していた日本政府と沖縄県知事の関係修復に私人の立場で尽力した。
下河辺が特別顧問を務めた一般財団法人日本開発構想研究所(UED)は、2008年1月に「下河辺淳アーカイブス」を開設しており、その中の「沖縄関係資料」については、下河辺本人が沖縄での保存・公開を望んだことから、2016年6月22日、沖縄県公文書館がこれを受け入れた。
下河辺淳文書は、首相および県知事への提案を作成するにあたって推敲を重ねた自筆のメモ、参考文献等を含む。また同氏の沖縄との関わりを証言したオーラル・ヒストリー、地域復興、開発計画に携わったキャリアのなかで自ら収集した沖縄関係の刊行物や資料を含む。
数量は刊行物も含め185件および目録ファイル。
【シリーズ・リスト】
1. 沖縄振興
2. 普天間基地問題
3. アジア・国際
4. 沖縄全般
5. オーラル・ヒストリー
6. 刊行物
【公開日】2017年5月31日