移民関連文書
【資料の名称】 移民関連文書
【資料ガイド】 沖縄関係資料>個人文書>稲嶺一郎文書>移民関連文書
【文書の概要】
稲嶺一郎文書の1シリーズ。全127フォルダと映像資料1点。
稲嶺一郎[1905-1989]は沖縄県本部町出身の実業家、政治家。早稲田大学を経て南満州鉄道に入社し、この満鉄時代に築いた東南アジアとの深いつながりがのちの稲嶺の活躍を支えた。
戦後、稲嶺は東京で結成間もない沖縄人連盟に参加し、沖縄の処遇をめぐってGHQとの交渉役を務めた。沖縄に戻った1950年には琉球石油株式会社を設立して社長に就任し、のちに参議院議員に3期当選した。
稲嶺は沖縄復興を戦前のような移民の隆盛に求めて精力的に活動し、1953年に琉球海外協会会長に選出された。1953年12月から1954年3月にかけて琉球政府の移民使節として琉球政府企画局の瀬長浩と共に北米、南米(とくに計画移民受入れ予定地のボリビア)等を巡歴し、計画移民の基礎を固めたことから、移民関係の貴重な資料を保管していた。
稲嶺一郎文書は、1997年7月15日、長男の稲嶺惠一氏(元沖縄県知事)から寄贈された。移民関連文書の他のシリーズには、個人履歴、メモ・ノート類、琉球石油社長時代の文書、社会的活動、国会議員時代の文書、書簡、参考資料などがある。
【資料リスト】(数字はフォルダ数)
琉球海外協会関係 37
ボリビア関係 33
移民金庫関係 16
刊行物 10
書簡 5
ブラジル関係 5
伊佐浜立退き関係 4
琉球海外移住公社関係 4
その他 13
映像(沖縄移民使節団)1
【公開日】2016年8月10日