沖縄県関係写真資料にみる「沖縄国際海洋博覧会」
沖縄県関係写真資料は、沖縄県が発足した1972年5月以降に県広報課が撮影、保管していた写真資料群です。県の主催事業や知事表敬訪問、視察等の写真のほか、社会的なイベントを記録した写真などが含まれており、当時の行政活動や社会状況を垣間見ることができます。これらの写真は当館ホームページ「写真が語る沖縄」で閲覧できるほか、閲覧室では、コピー機での複写(有料)またはご自身の持ち込みパソコンへのデータ複写(無料)ができます。
沖縄県関係写真資料のなかには、1975年7月19日から翌年1月18日まで本部町で開催された沖縄国際海洋博覧会の様子を収めた写真も含まれています。下記にその一部をご紹介します。
沖縄国際海洋博覧会の様子
沖縄国際海洋博覧会は、沖縄の日本復帰を記念し国民をあげてこれを祝うことを目的に開催され、350万人が来場しました。テーマは「海-その望ましい未来」。世界で初めて「海」をテーマに開催された国際博覧会でもありました。沖縄県は、県内財界および県民から資金を募って「沖縄館」を出展し、沖縄の歴史と文化を紹介しました。
写真からは、きれいに整備された会場の様子や来場者でにぎわう様子などが伝わります。
海洋博会場 |
海洋博 |
海洋博会場 |
沖縄館 |
海洋博の水上ショウ |
海洋博のオキちゃんショウ |
関連資料の紹介
当館では、紹介した写真資料のほかに、沖縄海洋国際博覧会に関連する文書資料を所蔵しています。文書には、海洋博の誘致や準備、実施、跡地利用に関することなど、海洋博をめぐるさまざまな状況が記録されています。ぜひ、写真資料とあわせてご覧ください。