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米国収集資料

第二次世界大戦作戦報告書

【資料の名称】 第二次世界大戦作戦報告書 
【資群ガイド】米国収集資料>米国国立公文書館>Archives II(カレッジ・パーク)> RG407: 陸軍高級副官部文書>第二次世界大戦作戦報告書 

【文書の概要】
 「第二次世界大戦作戦報告書」は、主として太平洋戦争中から1947年頃にかけて、太平洋戦域の陸軍方面軍、軍、軍団、師団等が作成・収受した記録である。原文書所蔵機関の米国国立公文書館(Archives II)では、RG407: 陸軍高級副官部文書として保管されている。
 国立国会図書館は、これらの文書をマイクロフィッシュ、マイクロフィルムで複製収集し利用に供している。この中から、公益財団法人沖縄県文化振興会が沖縄戦に関するものを抽出して収集し、沖縄県公文書館へ寄贈したのが、この資料群である。
 内容は、作戦計画書(Operation Plan)、作戦指令(Operation Order)、戦闘報告書(Action Report)、占領活動報告書、敵状報告書、諜報報告書、接収日本軍文書、捕虜尋問書(Interrogation Report)などで、沖縄県公文書館ではマイクロフィッシュ5,243枚(総コマ数約513,800)分が利用できる。
 「第二次世界大戦作戦報告書」は、米軍の部隊別にシリーズが分かれる。たとえば南城市の戦闘状況を知るには、そこに展開した陸軍第7歩兵師団のシリーズ、浦添市前田高地なら第96歩兵師団のシリーズが有用である。
 これらの作戦報告書類には、米軍だけでなく日本軍の抗戦の状況や、捕虜となった日本軍兵士の尋問調書、米軍政府による民間人収容報告などもファイルされており、未だに不明な部分が多い沖縄戦の全容を解明する上で貴重な資料である。

【シリーズ・リスト】
 1. 太平洋戦域
 2. 第10軍
 3. 第24軍団
 4. 第7歩兵師団
 5. 第27歩兵師団
 6. 第77歩兵師団
 7. 第96歩兵師団
 8. 第441防諜分遣隊

【公開日】2017年3月31日